「実家に就農して」  日下部 渉さん (開4)

 私は昨年実家に就農しました。農家を継ぐきっかけは、小さい時から農業を間近で見てきており手伝ったりもしていて自分の中であまり嫌に思わなかったのが継ぐきっかけになったのだと思います。
 農業についてもっと勉強したいと思い、本別町の農業大学校と深川市の拓殖大学北海道短期大学に入学し、2年間勉強しました。この2年間ではとても濃い内容で過ごすことができました。外での実習から中での座学まで充実していました。いろんな先生に稲作から野菜、畑作まで詳しい内容を教えていただきました。
 農業をしていて勉強も大事だと思いましたがもっと大事なものもありました。それは友達です。同じ同業者の知り合いは大学生活のときはもちろん、就農してからもとても大きな存在でした。自分が仕事をしていて辛くなった時やわからなくなった時にも友達に相談して話を聞いてもらったり聞いてあげたり、友達の存在はとても大きいです。これからも一生大事にしていきたいと思います。
 農業を一年やってみて思ったことは、稲作や野菜のことでもわからないことが多すぎて、仕事の流れを一通り覚えることで必死でした。今年で二年目になりますが、今年は仕事を覚えることはもちろん、詳しい知識も学んで少しでも自分の家に貢献できるようにしていきたいです。
 これからの農業はTPPなどで大変になるかもしれないですが、その知識もしっかりいろんな人に聞いたり自分で調べたりとやれることをしっかりやっていきたいです。
最後に農業のことを詳しく知って農業をもっともっと好きになっていきたいです。親にも迷惑かけるかもしれないですがこれからもよろしくお願いします。

(2013年3月号・広報とうま掲載文より・第74回エッセー)