「祝・まとまーる落成」 中辻 明 さん (4西3)
「『母さん、これからは自分の好きなことに時間を使ってね』って子どもに言われて踊りを始めたの」「若い頃は忙しい農作業の合間、週一回のサークルが楽しみでね」
そんな言葉に元気をもらいながら、文化連盟の事務局を担当して、一年余りが過ぎた。携(たずさ)わってみて、文化連盟の活動は、「歌や踊り、作品製作などを通して、日常の中では味わえない感動がわいてくる。それが、生きがいにつながる。仲間とつくり上げるのが何より楽しい」などの思いに支えられてきたのだと、改めて感じる。
だが、課題もある。昨年11月に行われた「当麻町の文化活動を語る会」では、サークル会員の高齢化や会員数の減少などの悩みが出された。かつて、40近くあったサークルが半分に減った現実もある。一方、「子どもが動くと大人が動く。大人が動くと地域が動く。地域が動くときっかけをつくる」といったヒントになる意見も出された。
「語る会」は今年度も8月27日(水)に行われる。たくさんの方のさまざまな「声」をお聞かせいただきたい。
さて、この4月、待望の町公民館「まとまーる」が落成した。当麻町産材の香りがただようピカピカの建物に、新しい文化活動の幕開けを強く感じた。「大事なのはこれから。どう使うかだよ」という「声」も聞かれた。
未来を担う中学生が名付け親となった「まとまーる」―その名のとおり、この場につどい、町民みんながまとまって、当麻町ならではの文化活動が展開されていくことを願っている。
(2014年8月号・広報とうま掲載文より・第90回エッセー)
そんな言葉に元気をもらいながら、文化連盟の事務局を担当して、一年余りが過ぎた。携(たずさ)わってみて、文化連盟の活動は、「歌や踊り、作品製作などを通して、日常の中では味わえない感動がわいてくる。それが、生きがいにつながる。仲間とつくり上げるのが何より楽しい」などの思いに支えられてきたのだと、改めて感じる。
だが、課題もある。昨年11月に行われた「当麻町の文化活動を語る会」では、サークル会員の高齢化や会員数の減少などの悩みが出された。かつて、40近くあったサークルが半分に減った現実もある。一方、「子どもが動くと大人が動く。大人が動くと地域が動く。地域が動くときっかけをつくる」といったヒントになる意見も出された。
「語る会」は今年度も8月27日(水)に行われる。たくさんの方のさまざまな「声」をお聞かせいただきたい。
さて、この4月、待望の町公民館「まとまーる」が落成した。当麻町産材の香りがただようピカピカの建物に、新しい文化活動の幕開けを強く感じた。「大事なのはこれから。どう使うかだよ」という「声」も聞かれた。
未来を担う中学生が名付け親となった「まとまーる」―その名のとおり、この場につどい、町民みんながまとまって、当麻町ならではの文化活動が展開されていくことを願っている。
(2014年8月号・広報とうま掲載文より・第90回エッセー)