「愛す!ホッケー!」塚田祐也さん(3西3)
当麻に来るまで運動とあまり縁がなかった私がアイスホッケーを始めたのは、当麻のチーム「ブルーウィングス」の方々から話を聞いたことがきっかけだった。「経験者もあまりいないみたいだし、人口が少ない競技の方が今から始めるには良いのかも…」と思い、とりあえずやってみよう!と始めてから今年で7年目になる。
実は滑れる自信も少しあった。小学2年まで旭川にいて、スピードスケートの経験があったのだ。そうして意気揚々と初回に望んだところ、10分もしないうちに足が勝手にガクガク震えだし、何度も転んではすぐ立ち上がれないという情けない結果に。四つん這いで震えている姿は…俗に言う、生まれたての小鹿状態である。よくよく考えたら、その時は87Kgの小太り酒飲み22歳である。なぜ15年前の少年時代と変わらずにビュンビュン滑れるなんて思っていたのか我ながら恥ずかしい…。そんな小鹿を見て「新人はそうでないと(笑)」と言う先輩たちは、凄まじいスピードで目の前を通過、相手を振りほどき、ゴールを決める…そこにはいつもの酔っぱらい姿はなく、めちゃめちゃかっこいいのである!他の競技なら全力疾走と急停止などは初心者でも最初からできるが、スケートはそうはいかない。全力疾走なんてしたら初心者はリンクの壁に激突である。かといって微速からの8の字ストップなんて試合じゃ使えない…。このままじゃ駄目だ!と、花咲リンクで研究を始め、2年目には念願の二の字ストップを習得できた!生身じゃ体感できない速度から急停止!シャッと氷の削れる音…最高である!その甲斐あってか、その年に初得点も決めることができた。喜びのあまりリンクの上でジャンピングガッツポーズしてしまった(笑)
他の競技より最初できないことだらけの分、滑れば滑るほどできることがどんどん増えていき、毎年上達を感じられる。気づけばホッケーの魅力にどっぷり漬かっていて、2年目にして借りていた道具を返し、自分で一式揃えてしまっていた。今では人並みには動けるつもりでいるが、ポジションやスティックを使った動きは全然なので、まだまだできないことがたくさんある。だからこそ面白い!そんな魅力満載のアイスホッケーであるが、当麻で結成された我がチームも、今では旭川在住のメンバーの方が多くなってきている…。少しでも興味が出た方、「とりあえず」やってみませんか(笑)?
(2016年2月号・広報とうま掲載文より・第106回エッセー)
実は滑れる自信も少しあった。小学2年まで旭川にいて、スピードスケートの経験があったのだ。そうして意気揚々と初回に望んだところ、10分もしないうちに足が勝手にガクガク震えだし、何度も転んではすぐ立ち上がれないという情けない結果に。四つん這いで震えている姿は…俗に言う、生まれたての小鹿状態である。よくよく考えたら、その時は87Kgの小太り酒飲み22歳である。なぜ15年前の少年時代と変わらずにビュンビュン滑れるなんて思っていたのか我ながら恥ずかしい…。そんな小鹿を見て「新人はそうでないと(笑)」と言う先輩たちは、凄まじいスピードで目の前を通過、相手を振りほどき、ゴールを決める…そこにはいつもの酔っぱらい姿はなく、めちゃめちゃかっこいいのである!他の競技なら全力疾走と急停止などは初心者でも最初からできるが、スケートはそうはいかない。全力疾走なんてしたら初心者はリンクの壁に激突である。かといって微速からの8の字ストップなんて試合じゃ使えない…。このままじゃ駄目だ!と、花咲リンクで研究を始め、2年目には念願の二の字ストップを習得できた!生身じゃ体感できない速度から急停止!シャッと氷の削れる音…最高である!その甲斐あってか、その年に初得点も決めることができた。喜びのあまりリンクの上でジャンピングガッツポーズしてしまった(笑)
他の競技より最初できないことだらけの分、滑れば滑るほどできることがどんどん増えていき、毎年上達を感じられる。気づけばホッケーの魅力にどっぷり漬かっていて、2年目にして借りていた道具を返し、自分で一式揃えてしまっていた。今では人並みには動けるつもりでいるが、ポジションやスティックを使った動きは全然なので、まだまだできないことがたくさんある。だからこそ面白い!そんな魅力満載のアイスホッケーであるが、当麻で結成された我がチームも、今では旭川在住のメンバーの方が多くなってきている…。少しでも興味が出た方、「とりあえず」やってみませんか(笑)?
(2016年2月号・広報とうま掲載文より・第106回エッセー)