「初めて接する農業」  佐藤 一樹 (6西4)

 当麻に来て3年が経ちました。今は農業をするために、研修を受けさせていただいています。
 それまでは札幌で生まれ育ち、サービス業・介護職などに就き、農業とは無縁の生活を送っていました。大学卒業後に勤めた飲食店で今の妻と知り合い、今まで縁のなかった農業というものに、接する機会ができました。妻の実家が当麻町ということもあり、結婚を機に当麻へ引っ越してきました。
 はじめのころは、病院に勤めながら仕事が休みの日に農作業を手伝うという生活をしていましたが、農業というものに対して、徐々に興味を持ち始め、「自分も本格的にやってみよう」と思うようになり、今年の1月に仕事を辞め、農業の道に進み始めました。
 現在、農業を始めて半年にも満たない初心者のため、戸惑うことや分からないことだらけの毎日。妻にはいろいろと迷惑をかけ、申しわけないと思っている、今日このごろで…
 妻の実家も昔からの農業というわけではなく、まだ始めたばかりなので、今までやってきていることを受け継ぎつつ、自分がやりたい農業も模索しながら、これからがんばっていきたいと思います。

(2009年6月号・広報とうま掲載文より・第33回エッセー)